じんま疹

じんま疹

じんま疹とは

じんま疹は、皮膚表面に赤みや腫れ、かゆみを伴う発疹が現れる病気です。症状の程度は人によって異なり、一時的なものであれば放っておいても自然に治癒する場合もありますが、中には症状が慢性化してしまうこともあります。

じんま疹の原因

原因はさまざまであり、アレルギー反応、食べ物、お薬、昆虫の刺咬、感染、ストレスなど多岐にわたります。アレルギー反応によるじんま疹の場合は、アレルギー検査を行うことで原因となっている物質(アレルゲン)を特定することもあります。アレルゲンが特定できれば、その物質から物理的に遠ざかる(避ける)ことで症状の改善が期待できることがあります。

じんま疹の症状

じんま疹は、身体の一部にかゆみを伴う皮膚の盛り上がり、腫れ、赤みが突然現れることが特徴です。盛り上がりの大きさや形は、2~3mmの円形や楕円形のもの、直径10cm以上の地図状のものまでさまざまです。

発疹は一つの部位に留まらず、広範囲に広がることもあります。また刺激によって発疹が現れ、一定時間で消えたり、別の部位に現れたりすることもあります。発疹が出ている部分を搔くことにより赤いみみずばれとなり、さらにかゆみが増します。じんま疹の中にはかゆみだけでなく、チクチクするような痛み、焼けるような痛みを伴う場合もあります。

六本木クリニックの治療方針

典型的なじんま疹は発症から数時間以内に消失しますが、かゆみに伴い掻きむしったり、刺激を加えることによって悪化及び拡大してしまいます。そのため、治療の基本はかゆみを抑えること、アレルギーによる炎症を抑えることになります。早期に対処することで、より早く症状を改善することができます。

一方で、じんま疹は1日以上続いてしまう場合もあります。この場合、改善傾向なのか、悪化傾向なのか、経過をしっかりと評価し治療をする必要があります。

薬物治療の基本方針は、かゆみと炎症を抑えることになります。じんま疹の症状が一部の皮膚に限局している場合にはお薬を処方して自宅で様子を見ていただきますが、粘膜浮腫、呼吸症状、消化器症状などが出ている場合には注意が必要です。程度によっては、入院設備のある大きな病院での治療が必要になることもあります。

じんま疹はよく知られている病気ですが、病状をしっかりと判断して治療をする必要があります。六本木クリニックでは、患者様の健康と生活の質の向上に全力で取り組んでいます。じんま疹症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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