マイコプラズマ

マイコプラズマは、ウレアプラズマを含む性感染症の一種です。この感染症は、セックスだけでなく、オーラルセックスやキスを含む性行為によって感染します。同じマイコプラズマという名前で呼ばれるものにマイコプラズマ肺炎がありますが、性感染症としてのマイコプラズマは異なる種類の細菌、「マイコプラズマ・ジェニタリウム」または「マイコプラズマ・ホミニス」の感染が原因となります。

主な感染経路は性行為による感染で、感染者の粘膜や体液と直接接触することで感染します。お風呂や銭湯、トイレ、タオルの共用など、通常の日常生活においても間接的な接触機会はありますが、直接接触することはまずありません。したがって、日常生活においてマイコプラズマに感染する可能性は非常に低いと考えてよいでしょう。

男性に見られる症状としては、性器のかゆみ、排尿痛、尿道の違和感、性器から膿、女性に見られる症状としては、おりものが増える、性器の異臭などが挙げられます。

なおマイコプラズマは近年まで検査ができずあまり知られていない病気であったため、症状だけを見て淋病やクラミジアの検査をしたが陰性だったためそのままに…というケースも少なくありません。しかし放っておくと悪化し、炎症を起こし不妊の原因となることもあるため、注意が必要です。

マイコプラズマの治療においては、主に抗生物質の内服が行われます。

症状が見られ他の性感染症の検査結果が陰性であったとしても、マイコプラズマ感染の可能性を考慮して治療が行われることがあります。また、女性の場合は婦人科での相談が必要になることもあります。

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