帯状疱疹

帯状疱疹

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって発症する感染症です。主に背中や腹部に痛みやかゆみを伴う発疹が現れますが、左右どちらかに片寄って生じることが特徴です。

帯状疱疹の原因

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した後、ウイルスが神経節(しんけいせつ)に潜伏し、何らかの理由によって再活性化することで発症します。多くの方は子どものころに水ぼうそうにかかっているため、体の中に水痘・帯状疱疹ウイルスが潜伏しているとされています。このウイルスの再活性化が起こる理由は完全には解明されていませんが、免疫力の低下やストレスが関与すると言われています。

帯状疱疹の症状

帯状疱疹の主な症状は痛みやかゆみを伴う発疹で、これは特に背中や腹部の左右片側に現れます。発疹はしばらくすると小さな水ぶくれに変化しながら数を増し、一部には膿がたまることもありますが、その後かさぶたとなって皮膚症状は治癒し、同時に痛みも治まります。しかし皮膚症状が治ったあとにも痛みが残ることがあります。これは「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる合併症で、帯状疱疹にかかった場合に一定の頻度で発症してしまうため、帯状疱疹は「発症しない」ことが非常に重要です。

イオン葛西クリニックの治療方針

イオン葛西クリニックでは、帯状疱疹に対する包括的で効果的な治療方針を提供しております。帯状疱疹は、水痘ウイルス(ヘルペス・ゾスター)によって引き起こされ、患者様に激しい疼痛や発疹が現れる疾患です。

①早期の診断と個別化された治療
帯状疱疹の症状が見られた場合、迅速な診断が不可欠です。経験豊かな医師が患者様の状態を評価し、個別に合わせた治療計画を策定いたします。

②疼痛のコントロールと症状緩和
治療の主な焦点は、患者様の疼痛をコントロールし、発疹や水ぶくれの症状を緩和することです。抗ウイルス薬を早期に投与することで、症状の重症化を防ぎ、疼痛の緩和を促進します。疼痛管理薬や湿潤療法なども組み合わせて使用し、患者様が快適に過ごせるようサポートいたします。

③予防接種の検討と再発予防
帯状疱疹の再発を予防するためには、適切な予防接種が効果的です。患者様の状態に応じて、予防接種の検討や予防策の提案を行います。これによって再発リスクを最小限に抑え、患者様の健康を守ります。

イオン葛西クリニックでは、内科的視点を持ち合わせて皮膚疾患の診断と治療を行い、患者様の健康と生活の質の向上に全力で取り組んでいます。お気軽にご相談ください。
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