マイコプラズマ・ウレアプラズマ

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マイコプラズマ・ウレアプラズマ

マイコプラズマ・ウレアプラズマとは

マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症は、主にマイコプラズマ・ジェニタリウムやウレアプラズマ・ウレアリティカムなどの細菌が原因で生じる性感染症の一つです。これらの細菌は性的接触によって伝播し、男性は尿道や喉、女性は膣や喉に感染することがあります。これらの感染症は近年まで検査ができず知名度はまだ低いこと、無症候性のキャリアが感染を広げる一因となっていることもあり、クラミジアや淋病と同じくらいの感染率が認められています。また、性病のマイコプラズマとマイコプラズマ肺炎では原因菌が異なります。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの原因

マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症の原因は、性行為による直接的な接触です。オーラルセックスやアナルセックス、時にはキスだけでも感染する可能性があります。コンドームの使用は感染リスクを低減しますが、完全に防ぐことはできません。マイコプラズマ・ジェニタリウムやマイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマなど複数の種類が存在し、それぞれが異なる症状や影響をもたらすことがあります。

なお、お風呂や銭湯、トイレ、タオルの共用など、通常の日常生活における間接的な接触は原因とはなりません。
診断は尿や膣分泌物内に細菌がいることを検査します。マイコプラズマの検査は保険で実施できますが、ウレアプラズマの検査は保険では実施できません。ウレアプラズマに対して自費での検査を実施している医療機関もありますが、当クリニックでは取り扱っておりませんのでご了承下さい。当クリニックでは下記に示したマイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症として矛盾のない症状を示し、マイコプラズマの検査が陰性であった場合に、ウレアプラズマ感染症と判断しています。(治療の項で示すように、マイコプラズマ感染症とウレアプラズマ感染症の治療は同じです。)

マイコプラズマ・ウレアプラズマの症状

マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症の症状は、性器のかゆみや異臭、尿道痛、喉の痛みなど、淋病やクラミジアに似ています。潜伏期間は1〜5週間で、性器からの膿やおりものの増加、性器の異臭などが見られます。また、女性では腹部の痛みや出血、不正出血などの症状や、男性では尿道炎や睾丸の痛みが見られることがあります。放置すると不妊の原因となることもあります。
しかし、多くの感染者が症状を自覚しないため、知らず知らずのうちに感染を広げてしまうことがあります。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの治療方法

治療には抗生物質の服用が一般的です。マイコプラズマ感染症とウレアプラズマ感染症では同一の抗生物質が有効です。症状が見られ他の性感染症の検査結果が陰性であった場合でも、これらの感染症の可能性を検討して治療を行うこともあります。治療期間中は性行為を避け、完治まで適切な治療を続けることが必要です。また、パートナーも同時に治療を受けることが推奨されます。治療後には陰性確認を目的とした検査も重要とされています。

当クリニックでは外部の検査キットや他クリニックでの検査結果があれば、オンライン診療でも処方が可能です。

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